ネクスト「患者のための薬局ビジョン」 その④

2022/04/19

ここで話が脱線するが、アフター2025に向けては様々な検討が既に始まっている。

なかなか出口の見えない地域医療構想をはじめとして、第8次医療計画、外来機能分化など、コロナ対応と併行して、医療機関は自施設やグループ全体の方向性を定めるタイミングに差し掛かっている。

当然のことながら、関係団体の動きも活発化してきている。

直近では、3月15日に東京都医師会が「TMA近未来医療会議」という公開シンポジウムを開催した。

同検討会議は、「With / Postコロナ時代における医療提供体制の抜本的な改革と社会保障の理想像について幅広く検討することを目的」として設置されたものだ(東京都医師会ホームページより)。

今後は「2040年に向けた医療供給体制と診療報酬体系の抜本的改革」を基本テーマに、日本の社会保障制度、医療提供体制が抱える課題について議論が重ねられ、2023年春を目処として最終提言がなされるようだ。

ほんの一例ではあるが、アフター2025に向けた関係団体の動きは確実に活発化している。薬局業界ではどうだろう、というのが今回の連載のテーマである。

つづく

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