初めての改定またぎ 厚生局の届出データ公表はどうなるか?
2022/04/13
厚生局の施設基準届出データや指定リストの収集及び分析を開始して、およそ1年半が経過した。
当該データを扱い始めた頃は、47都道府県のデータを結合するにも、厚生局によってはEXCELの旧バージョン形式で保存されたファイルをアップしていたり、データ統合後にKEYとなる医療機関コードの記載形式が多岐にわたるなどの理由で、分析な可能なフォーマットに整備するだけでかなりの時間を費やした。
それでも、毎月の届出データをダウンロード、統合するのには、それなりの時間を要するため、今のところは薬局に限定して分析を行っている。継続的かつ時系列的に分析を行うことで、非常に興味深いデータができあがる。
さらに、2022年度改定では300店舗以上の大手調剤・ドラッグチェーンのほとんどの店舗を基本料で一括にすることが可能となるため、より精緻なデータ整備ができると考えている。
そうなると気になるのが、4月20日が締切となっている4月分の施設基準届出データの公表日だ。
5月中旬ごろには出揃うかなと安易に考えながら、各厚生局のホームページを見ていると、近畿厚生局のページに衝撃的な一文があった。
※令和4年度診療報酬改定対応のため、3月31日現在の「届出受理医療機関名簿」を掲載しています。次回の更新は、令和4年6月中旬を予定しています(令和4年6月1日現在分を掲載予定)。
次回のデータ更新は6月中旬予定であり、4月、5月をスキップして、6月分から掲載するという意味にしか捉えられないが、私の読み間違いだろうか・・・
4月分のデータを分析して、秋の学会での発表内容に加えようと思っていたが、どうやら絶望的のようだ。