2025年までに、すべての薬局を
2022/03/11
令和4年度調剤報酬改定において、基本料3ロ・ハに該当するであろう薬局(本日時点で基本料1・2の薬局を含む)、基本料3イに該当する開設者の全店舗(基本料1・2の薬局を含む)とその他の薬局ごとに、各種加算等の届出を集計し、その推移をグラフ化してみた。
本日取り上げるのは「かかりつけ薬剤師指導料等」で、グラフでは各集団における届出率の推移を示している。
2015年に公表された「患者のための薬局ビジョン」では、2025年までにすべての薬局が「かかりつけ薬局」になることをビジョンの一つに据えている。
グラフを見る限り、かかりつけ薬剤師指導料等の届出率は小康状態にある。当該点数の要件には、経験年数や研修実績などが絡むことから、一定程度以上の上昇は難しいのかもしれない。
一方で着目すべきは、基本料3とそれ以外の薬局とで、当該点数の届出率に大きな隔たりがあること。その背景には、やはり個店、一人薬剤師などの要因があるのだろうか。