2024年度改定に向けた議論の号砲が放たれた(調剤)
2022/02/15
2024年度改定へ向けた議論の号砲が放たれたと言っても過言ではない。
つい先日、次回改定に対する答申が行われたばかりで、今週あたりから資料の読み込みに本腰を入れようと考えていた人も少なくないだろう。
現に私もその一人だったのだが、昨日開催された「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ」の資料を目にして、答申資料を真剣に読み込む気力が失せてしまった。
今度の4月に施行予定である調剤報酬では、近年稀に見るドラスティックな改定が行われる。じっくり腰を据えて改定対応に取り掛かろうと思っていた矢先、当WGの資料を見た瞬間に、今回改定もこれから続く構造改革の前哨戦に過ぎないということを思い知らされた。
「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ」は2月14日の第1回を皮切りに、1ヶ月に1回以上のペースで開催され、7月にある議論の整理まで計6回の検討が行われる。
検討テーマは、2022年度改定でメスの入った調剤業務はもちろんのこと、オンライン服薬指導やリフィル処方にまでに及ぶ。そして、それら全ては2015年に示された「患者のための薬局ビジョン」がベースになっている。
先を見越した改定対応に取り掛かるか、とりあえずは急場を乗り切る策に留まるか。それを決めるのは外野ではない、当事者のみだ。
▽薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ資料(2022年2月14日開催)より