【2022年度調剤報酬改定】調剤報酬の再編成を色分けしてみたところ・・・
2022/02/04
次回の調剤報酬改定では、従前の報酬体系が再編成される。
具体的には、調剤基本料、調剤料、薬剤服用歴管理指導料の区分だったものが、調剤基本料、薬剤調整料、調剤管理料、服薬管理指導料へと編成される。
これを対物業務と対人業務に色分けをして整理してみると、微妙に入り混じっていた2つの要素が改定前と後で分離されていることが分かる。ちなみに、後発医薬品調剤体制加算には在庫手配要素も大きいことから対物、対人両方の側面を持っていると考えているが、その解釈は人それぞれだろう。
この仕訳で、真っ先に頭に浮かぶのが“調剤の外部委託”だ。昨年の規制改革推進会議で突如として現れたテーマだけに、どうしてもそちらに引っ張られてしまうが、“0402通知”の存在を忘れてはならない。
対物業務と対人業務が入り混じった状態では、調剤補助者を含めた採算を図ることができなかったが、“薬剤調整料”の評価要件が薬剤の取り揃えのみ(一部、調剤補助者が行えない行為もあるが)となることで、それが可能になるだろう。