3位に肉薄、それとも越えたか
2022/01/21
1月18日。
上場各社がプレスリリースを終えて1時間ほど経過した頃だった。
スマホの画面に、日経電子版から興味深い一報を伝える通知が入った。
急いで買い手側のプレスリリースを確認すると、M&Aに至った背景が垣間見えたような気がした。
新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックによって、19年に過去最高を記録した訪日客は1/100以下にまで落ち込み、いわゆるインバウンド需要は消滅した。
今回のM&Aはその煽りを受けた象徴的なケースなのかもしれない。だとすれは、同様のケースは今後も続く可能性があり、ヘルスケア業界の片隅に身を置く者としては非常に気になるところだ。
しかし、非上場企業の状況は掴みづらく、基本的には指をくわえて待つしかない。
このニュースを受けてもう一つ気になるのは、業界内の順位だ。特に、業界上位企業によるM&Aはランキングの変動に直結する。
特に、今回のM&Aによって、調剤売上高のランキングで入替えが発生する可能性がある。もしかしたら業界3位に肉薄するか、3位に到達という可能性もあると考えている。