(作業的ブログ)これまでの議論の整理と、第2ラウンドで示された課題と 〜調剤料〜
2022/01/16
第2ラウンドの議論で示された課題と、1月14日の総会で承認された「これまでの議論の整理」を照合することで見えてくるものがある。
▼これまでの議論の整理(2022年1月14日、中医協総会)
▼第2ラウンドで示された課題
○令和2年度の調剤技術料の内訳は、調剤基本料が全体の約29%、調剤料(加算を除く)が約43%、調剤料の加算料が約7.5%、薬学管理料が約20%を占めている。
○調剤技術料に占める調剤料の割合は近年減少傾向にある。対人業務を評価する薬学管理料の占める割合は約20%であり、近年横ばいとなっている。
○調剤料は、「患者情報等の分析・評価」、「処方内容の薬学的分析」、「調剤設計」、「薬剤の調製・取りそろえ」、「最終監査」、「調剤録の作成」等の業務について評価するものであるが、このうち、「患者情報等の分析・評価」、「処方内容の薬学的分析」、「調剤設計」は、患者の状態や処方内容等に応じた薬剤師による薬学的判断を伴うことから、対人業務的な要素を含んでいる。
〇薬剤情報提供・服薬指導及び薬歴作成の平均所要時間については、薬剤種類数が6種類未満の場合に比べて多剤調剤時(6種類以上)の場合にかかる時間が長かった。