(作業的ブログ)診療報酬改定の基本方針の確認9

 2021/12/20

(4)効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上 

(具体的方向性の例) 

○後発医薬品やバイオ後続品の使用促進 

・後発品の使用促進について、安定供給の確保の状況等を踏まえつつ、「後発医薬品の数量シェアを、2023年度末までに全ての都道府県で80%以上とする」という新目標を実現するため、更に取組を推進。また、バイオ後続品の使用促進の方策等について検討。 

○費用対効果評価制度の活用 

・革新性が高く市場規模が大きい、又は著しく単価が高い医薬品・医療機器について、費用対効果評価制度を活用し、適正な価格設定を行う。 

○市場実勢価格を踏まえた適正な評価等 

・医薬品、医療機器、検査等について、市場実勢価格を踏まえた適正な評価を行うとともに、効率的かつ有効・安全な利用体制を確保。その際、長期収載品等の医薬品について評価の適正化を行う観点から薬価算定基準の見直しを透明性・予見性の確保にも留意しつつ図る。 

・エビデンスや相対的な臨床的有用性を踏まえた医療技術等の適正な評価を行う。 

○医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価(再掲) 

・患者の状態に応じて適切に医療資源が投入され、地域で必要な入院医療が効率的・効果的に提供されるよう、医療機能や患者の状態、地域における役割分担に応じた評価を行い、医療機能の分化・強化、連携を推進。 

○外来医療の機能分化等(再掲) 

外来機能報告の導入や医療資源を重点的に活用する外来の明確化を踏まえ、紹介状なしの患者に係る受診時定額負担制度の見直しを含め、外来機能の明確化・連携を推進。 

○重症化予防の取組の推進 

生活習慣病の増加等に対応する効率的・効果的な重症化予防口腔疾患の重症化予防口腔機能の維持・向上のための取組を推進。(再掲) 

○医師・病棟薬剤師と薬局薬剤師の協働の取組による医薬品の適正使用等の推進 

重複投薬、ポリファーマシー、残薬への対応や、適正使用のための長期処方の在り方への対応、一定期間内に処方箋を反復利用できる方策の検討等医師及び薬剤師の適切な連携による医薬品の効率的かつ安全で有効な使用を推進するとともに、OTC類似医薬品等の既収載の医薬品の保険給付範囲の見直しなど、薬剤給付の適正化の観点から更なる対応を検討。 

・医学的妥当性や経済性の視点も踏まえた処方を推進。 

○効率性等に応じた薬局の評価の推進 

・薬剤調製などの対物中心の業務を適切かつ効率的に実施することを前提に、薬学的管理などの対人中心の業務への転換を推進するための所要の重点化と適正化を行う。(再掲) 

薬局の収益状況、経営の効率性等も踏まえつつ、薬局の評価の適正化等を推進。 

***MEMO*** 

・BS使用促進 

・外来機能報告、データに基づいた配分 

・紹介状なし受診時定額負担制度 

・生活習慣病の重症化予防 

・口腔疾患の重症化予防、口腔機能の維持・向上 

・重複投薬、ポリファーマシー、残薬 

・反復利用可能な処方箋 

・フォーミュラリー 

・(薬局)対人業務への転換 

・(薬局)経営効率性を踏まえた基本料設定

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