初診オンライン診療拡大へ向けたルール作りはどうなるか？ その２

 2021/10/11

10月7日、「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が開催された。この秋に改定が行われる「オンライン診療の適切な実施に関する指針」が審議の中心だ。論点はもちろん、「初診拡大」についてどのようなルール作りを行うのか？になる。

政府肝いりの政策だけに、骨抜きの改定とするわけにはいかない。それなりに目新しさのある指針とならなければ、ニューノーマル時代にはそぐわないだろう。

ルール策定に当たり、ポイントのなるのは下図にある「議論の進め方」にある５点だ。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックという緊急事態下で行われた「０４１０対応」で集積された個別具体的な事例とエビデンスが一つの参考となる。もちろん、その中にはルールを逸脱した取り扱いもあったようだが、そこにばかり目を奪われ、がんじがらめの規制を敷いては新しい時代への対応は不可能になる。

医療機関にとってはもちろんであるが、患者にとっても実効性の高い改定となることを望んでいる。