診療は遠くても、お薬は近場で

2021/09/08

対面診療からの〜オンライン服薬指導、処方薬配送はいかほどのニーズがあるのだろうか。

医療機関で散々待って、薬局までは待たされたくないという心理は、処方箋画像送信で解消することができる。私自身も利用しているが、処方箋の画像送信は非常に便利な医療Dxのひとつだ。

1点だけ不満を挙げるなら、スマホで処方箋画像を送信したにも関わらず、初めての薬局では紙ベースの問診票が待ち受けていることだ。この作業までをDxしている薬局に出会ったことがないが、技術的に難しいのだろうか?

話は戻るが、2021年4月改定では、オンライン服薬指導等の対象が拡大される見込みである。

そうなると、対面診療後のオンライン服薬指導が可能となるわけだが、このニーズの有無に疑問符が浮かぶ。忙しい就労世代にとってはありがたいが、そもそも定期的に投薬を受ける人数自体が限られている。

コンビニよりも増えてしまった薬局と、敢えてオンラインでつながろうという発想がどこまであ広がるだろうか。地域事情、疾患の種類、年齢によって、診療は遠くても(オンラインで)、お薬は近場で(直接)というケースも十分に可能性がありそうだ。

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