【調剤】調剤基本料区分別の加算届出件数集計結果 ~地域連携薬局に近い区分はどこか~
2021/07/05
以前にも同様の集計表を掲載したが、厚生局への届出期日を統一するとともに、特別調剤基本料の算定件数を再集計した表を再掲する。
厚生局の届出期日は2021年3月1日時点のものを資料した。そうすることで、コロナ禍における受診抑制の影響を考慮しない正味の状況を反映できると思っている。特別調剤基本料については、同じく2021年3月時点の保険薬局の指定一覧を用いた。その指定一覧から、調剤基本料1・2・3の届出件数を差し引いた数値を特別調剤基本料を算定する薬局の軒数としている。
Step1.調剤基本料の区分を、地域支援体制加算の算定有無を基準として分割し、その軒数を割り出した
Step2. 次に、Step1で分割された区分ごとに、かかりつけ薬剤師指導料、無菌製剤処理加算、特定薬剤管理指導加算2、オンライン服薬指導料(薬歴指導料4)の4項目の届出件数を合計し、区分内軒数で除することで平均を算出した。
以前の集計では上位に食い込んでいた特別調剤基本料(地域支援体制加算なし)の区分が平均値で最下位となった。非常にリーズナブルな結果ではないだろうか。
8月1日には改正薬機法による薬局認定制度が施行となる。この表を元に考えれば、地域支援体制加算を届出ている3ロ、特別調剤基本料、2、1(注1)、1の5区分までが届出に最も近い機能、体制を持っているのだろうと考えている。