ROAD TO オンライン診療・服薬指導 拡大・恒久化【2021年版】その④ 〜いよいよ大詰めへ〜
2021/06/07
5月31日、「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が開催された。
6月中の取りまとめに向けて、当検討会もいよいよ架橋を迎える段階に入ってきた。この取りまとめは2022年度診療報酬改定における「オンライン診療」の要件検討の土台となることから、どのような結論に着地するか、業界全体の注目の的となっている。
下図は、検討会で提示されたこれまでの議論内容と今後さらに議論が必要となる項目である。図ィ・ロはその資料を参考に私が作図したもの。論点を分かりやすく図解してみた。
「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」では現在、初診からのオンライン診療についてどのように拡大するかについて議論しているものと理解している。
ちなみに、この検討会翌日、日本経済新聞には「オンライン診療、普及なお遠く対応病院、昨年末から横ばい 患者奪い合いに警戒」という見出しの記事が掲載された。過去には、「オンライン診療、恒久化骨抜き 初診「かかりつけ医」調整」というタイトルの記事を掲載し、同検討会への牽制を試みたが、どうやらその甲斐虚しく議論は1つの区切りを迎えようとしている。
図ィ:検討会資料を元に筆者が作図 |
図ロ:検討会資料を元に筆者が作図 |