Death by Amazon薬局
2021/05/28
昨日の寝起きのことだ。
日経電子版の「Myニュース」機能で気になる見出しが目にとまった。
寝ぼけ眼を擦りながら記事の内容に目を凝らすと、Amazonが薬局の実店舗を立ち上げ、処方薬の販売事業を強化するという報じられているではないか。
更に、この報道は同業他社のドラッグチェーンの株価が大きく下げる威力があったとのこと。TOTO便座の上で「Death by Amazon」の文字が頭を過った。
頭が冴え始め頃、英文ニュースサイトへ追加情報を求めたころ、どうやらすぐにどうこうではないといことが分ってきた。
Amazonは2018年にPillPackを買収した後、コロナ禍では社員向けのオンライン診療サービスを開始している。
創業以来、主戦場としてきたオンラインというプレイスから、実店舗を持つスタイルに取り組もうという着想点は何だったのだろうか。
この報道が真実かどうかはまだ分からないが、競合であるWalgreensやCVSの株価を1~3%ほど引き下げたことを考えれば、単なる噂では済まないと考えるのが自然だろう。出店の際には、2017年に買収したWhole Foodsの立地を活用するだろうとも添えられてる。現実味を帯びた噂である。
食品スーパー内の薬局スタイル。よくある形式だが、Amazonならではの戦略がきっとあるはずと期待に胸が膨らむ。
ちなみに、日本における提携スーパーにはLIFEがある。食材の宅配もやっている。水面下の動きが気になってしまうのは私だけだろうか。