大たん予想?!2022年度調剤報酬改定のポイント⑤
2021/05/25
2020年診療報酬改定に係る答申書附帯意見より、次期調剤報酬改定に関連するポイントを取り上げコメントしていく。
水色:附帯意見からの抜粋
▷ :個人的見解(思考整理のための備忘録として)
(医薬品の適正使用) その1
・重複投薬、ポリファーマシー及び残薬等への対応に関して、影響を調査・検証し、引き続き検討すること。
▷重複投薬、ポリファーマシー、残薬等への対応については道半ばの施策であり、2020年度改定で拡充された点数の影響が調査・検証を受けて検討が行われる。3つのうち重複投薬、残薬については、マイナンバーによるレセプト情報の紐付で今後は従来よりも作業が容易になる可能性があり、粛々と継続するといったところだろうか。懸念点は、作業が容易になることを踏まえて、枠組みこそ残るものの、点数が引下げられる可能性があるということだ。前出の2つよりも重点的に議論されるのはポリファーマシーだろう。方向性としては、点数の増減はないものの、薬剤種類数の段階的評価、特定の薬効群(BZ系薬剤等)に焦点を当てた点数区分、医師の処方に介入する制限などが追加される可能性があると考えている。