もいっちょ、健康サポート薬局の届出状況を深堀りす
2021/04/27
厚生労働省の集計による健康サポート薬局の届出件数(令和2年12月31日時点)を元にして、更に更に分析を行った。ここまでくると、単なる数字あそび、時間つぶしに陥っているような気もするが、こねくりまわすと興味深い傾向が見えてくるものだ。
下のグラフは、都道府県ごとの薬局数、健康サポート薬局数1軒ごとの人口を示している(人口データは2018年度の統計データを使用)。
計算式は人口÷薬局数で、棒グラフ(左軸)は人口÷健康サポート薬局数、折れ線グラフ(右軸)は人口÷薬局数となっている。
健康サポート薬局の人口カバー率が最も高いのは和歌山で、1つの健康サポート薬局で約2万人の県民を支えている。
一方で、愛知、兵庫、沖縄は11万人近くもの県民を1軒の健康サポート薬局でカバーしている計算となり、機能的にはムリゲーとしか言いようがない状況と言える。