4/15財政審「既存医薬品の保険給付範囲の見直し」を見て思うこと その2

2021/04/21

財政審の資料を見ながら、思うことがもう一つある。

それは、風邪や花粉症、お肌の乾燥に係る診療や服薬指導自体がなくなれば、医師や薬剤師の負担軽減につながるのではないかという想像だ。
もちろん、症状が軽度かどうかの判断は医師の診断によって成されものであるが、オンラインや電話診療による実績が蓄積されつつあるのも事実だ。

それについて議論は一旦置いておくとして、今早急に取り掛からなければいけないのは医療従事者の負担軽減ではないだろうか。コロナ禍における医療提供体制の逼迫状況を目の当たりにしたことで、リソースを割く優先順位を真剣に考えるべきと思った人は多かったに違いない。

コメディカルの権限拡大やAIによる問診と簡易的処方対応。イギリスのような医療サービスへの転換も必要なタイミングに来ているのではないだろうか。財政審の資料を見て、そんな考えが頭をよぎるのであった。

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