【調剤】オンライン服薬指導の届出推移(2021年3月)
2021/04/02
厚生局ホームページにて、3月の施設届出データが出そろったため、いろいろな集計、分析を行っていく(注:東北、関東甲信越のみ2月1日時点の届出基準)。
まずは、手始めに最も集計が容易な、「薬剤服用歴管理指導料4(オンライン服薬指導)」の届出件数を集計した。11月からの推移を、図1に示す。
毎月コンスタントに300件以上の新規届出があり、オンライン診療の拡大を見据えた各薬局、企業の動向を顕在化する結果となった。
電子処方箋がスタートし、日本でも「メールオーダー」が解禁される日は来るのだろうか。グラフを眺めながら、ふとそんなことが頭を過る。
それとも、オンライン診療の拡大よりも先に、オンライン服薬指導の対象患者が拡大することもあり得る。例えば、通常外来で発行された処方箋について、服薬指導をオンラインで受け、薬剤が宅配されるようなスタイルもあっていいと考えている。そして、個人的にはこちらの需要はそれなりにあるような気がしているが、どうだろう。
明日は、都道府県別の届出状況を掲示する予定だ。細分化することで、特異的な増加が見られ、新たな分析にもつながるだろう。
図1 |