高度DIプラットフォーム構想の可能性⑤ 〜地域DI室での活用〜

2021/02/06

Care Show Japanにて、FINDAT事業部・上田部長によるセミナーが行われた日、改正薬機法による認定薬局に係る施行通知が発出された。

「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律の一部の施行について(認定薬局関係)」薬生発0129第6号、令和3年1月29日

この通知内では、地域連携薬局・専門医療機関連携薬局の認定基準の一つである「地域の他の医療提供施設に対する医薬品の適正使用に関する情報提供(規則第10条の2第3項第10号関係)」の規定が下記の通り示された(通知より抜粋、一部改編)。

地域の医薬品情報室としての役割を果たすこと
・新薬の情報
・同一薬効群における医薬品の有効性及び安全性の情報や特徴
・後発医薬品の品質に関する情報や製剤工夫等の特徴等
・医薬品の適正使用に関する情報
・他の医療提供施設から必要な情報提供の相談に応じること


1月29日のセミナーでは、FINDAT事業の今後としていくつかの展望が示された。その中の一つで、最も印象的だったのが「調剤薬局における活用」だ。

薬局が「FINDAT」のコンテンツを活用することで、どのような化学変化が起きるのだろうか。「薬局 + FINDAT = X(エックス)」という数式を頭に浮かべ、X(エックス)に何が入るかを考えてみる。その答えが、改正薬機法の認定薬局制度の中にあるような気がしてならないのは私だけだろうか。

高度DIプラットフォーム構想の可能性は、院内フォーミュラリーの作成支援に留まらないのだ。

終わり

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