高度DIプラットフォーム構想の可能性④ 〜海外規制当局情報にリーチする〜

 2021/02/05

先に述べた通り、海外薬事情報の重要度は年々増している。

製品情報や論文に加えて、海外規制当局による発信も有益な情報源となる。 

google翻訳などのAIによる翻訳精度が顕著に向上したことで、目的に合致した情報を特定しさえすれば、日本語以外の表記であっても、読解に困ることはなくなってきた。

しかし、他言語による膨大な情報ソースの中から、自身の目的に合致するものを見つけ出すためには、それなりの語学力が必要となる。さらに、米、英、豪、欧など、各国の規制当局から同一テーマに関する情報を横断的に入手するには、それなりの労力と時間を費やさなければならない。

経験豊かな薬剤師集団によって翻訳され取りまとめられた海外規制当局の情報は、自らキーワード検索で収集するよりも、質が高く効率的に入手できるという点で有益であることは言うまでもない。それが、「FINDAT」による海外規制当局の情報が評価される理由ではないかと考えている。

つづく

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