高度DIプラットフォーム構想の可能性③ 〜意外にも好評なコンテンツとは〜

 2021/02/04

時節柄、どうしても院内フォーミュラリーの作成支援という機能に注目が集まる「FINDAT」だが、それはあくまでも日々のDI業務と院内採用品のマネジメントによる副産物でしかないと考えている。

標準フォーミュラリーの提案を受け、自院で準用しようと試みても、結局のところは医師を説得するための科学的かつ臨床的根拠に基づいた説明が必要になる。

「FINDAT」が、標準フォーミュラリーに加えて、薬効群比較レビュー、新薬評価、適応症追加、海外規制機関情報などのコンテンツを揃えているのはそのためだ。

その中でも、サービス開始当初にモニター参加した医療機関を対象に実施したアンケート調査からは、「海外規制機関情報」が好評という結果が得られたとのこと。

早期承認制度による開発期間の短縮、国際共同治験の増加や海外データのブリッジングが一般的になることで、海外規制当局の情報にも常にアンテナを張る必要性が高まっているのだろう。

つづく

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