高度DIプラットフォーム構想の可能性② 〜高度DIの意味〜
2021/02/03
高度DIプラットフォーム「FINDAT」が提供するコンテンツには今のところ5項目ある。
- 標準フォーミュラリー
- 薬効群比較レビュー
- 新薬評価
- 適応症追加
- 海外規制機関情報
いずれのコンテンツも院内フォーミュラリーを作るためだけに留まらず、薬剤師のDI業務負担を軽減しながらも、高質な情報を効率的に入手することに資するものである。
重要なポイントは、あくまでも最終的な判断は利用者である薬剤師に委ねられており、FINDATが一方的に押し付けるものではないということ。
つまり、有効活用できれば費用以上の価値を見出すことができるツールになるが、そうでなければ高過ぎる投資という評価が下り、次年度以降の契約更新はなくなってしまうだろう。
そのため、利用者サイドもFINDATのコンテンツを有効活用するに十分な知識が必要であり、それこそがFINDATを「高度DI」と称した所以なのかもしれない。
つづく