新興感染症の拡大で定着するもの
2021/02/12
2019年末に発生したと思われる新興感染症の世界的拡大は人々の行動を大きく変えた。
密閉・密集・密接の回避から、不要不急の外出自粛、テレワークの推進により、同居する家族以外と接する時間が極端に少なくなった。加えて、意識的なマスクの着用と手洗いによって、今冬は風邪やインフルエンザ等の感染症が著しく減少することとなった。
30代後半からというもの、例年のように長引く風邪に悩まされてきた私だが、今冬はなんと一度も熱を上げることなく過ごせている。風邪もインフルエンザの予防も為せば成るのだと痛感した1年となった。
また、通年性のアレルギー性鼻炎を持つ私だが、耳鼻咽喉科にも久しく足を運んでいない。ネブライザーによる処置は惜しいが、外出が極端に減ったことで、クリニックに向かうことすら億劫になってしまった。
最近の薬の調達先といえば神田駅付近にある零売薬局か、そこへ行くのも億劫なときは近所のドラッグストアでエピナスチンのPBと、ベクロメタゾン点鼻のOTCを購入している。正直これで十分かも、今更ながら気が付いた。
私自身は幸いなことに季節性のアレルギーはないのだが、スギ花粉症等にも同じことが言えるのではないだろうか。
医療機関に行かずに済ませる。こんな行動変容の定着が進むかもしれない。