4月から小学生の息子達にランドセルを未だ買っていない親が考えること

 2021/01/02

正月休みに入り、久々に子どもたちとゆっくりと過ごす時間ができた。

今年の4月で小学校になる双子と遊びながら、未だにランドセルを買っていないことに気づく。

「とんでもない親だ」というご意見もあるだろう。

しかし、ランドセルを背負って小学校に通うという日課そのものが、日常から消滅したとしたらどうだろう。

実際に、昨年の非常事態宣言下では、全国の小学校から大学までが休校措置をとり、オンライン授業へと切り替えた。時限的ではあったものの、ランドセルを背負って元気に小学校へと登校する子どもたちの姿は消滅した。

ワクチンの恩恵により、2021年はこれまで通りの生活へと戻ることができるかもしれない。

一方で、従来の価値観や慣習へのこだわりが大きく揺らいだことも事実だ。過去の日常へと完全に戻らない部分も出てくるだろう。

少し先の話ではあるが、全ての教科書がデジタルに移行した場合、ランドセルの必要性は薄れると考えている。小さめのバックバッグだけで事足りる日がやってくるだろう。

それどころか、オンライン授業を主体とした私立小学校や中学校が出てきてもおかしくない。現に、いくつかの高校ではそんな形式を採っており、既に卒業生も出し始めている。

一般的な進路として認知される日も遠くないだろう。パソコンや通信インフラの知識がなければ、進学後の授業に付いていけないという時代がやってくるのだ。

と、ランドセルから話が逸れ始めたが、つまりは教育の形が変われば必要な道具も変わるということ。こなことを考えていると、ランドセルを買おうという気分にならないのもご理解いただけるだろうか(笑)。

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