新経済・財政再生計画改革工程表2020 その④
2020/12/29
12月18日に開催した経済財政諮問会議にて、政府は「新経済・財政再生計画改革工程表2020」をまとめた。個人的興味による独断と偏見で、いくつか気になった記載事項を抜き出してみる(水色部分)。今回はその4だ。
2019年度の工程表にて、厚生労働省は健康サポート薬局の届出数をKPIとして示した。そして、同一のKPIが2020年度の工程表にも盛り込まれた。
2018年度から2021年度までで、健康サポート薬局の届出数を倍増させるというものだ。
ここで味噌になるのが、”2018年度”という表現がいったいいつの時点を指し示すかということだ。2018年4月1日なのか、それとも2019年3月31日なのかで、話は大きく変わる。
比較対象の時点が2018年4月1日だとすれば、現時点で目標は達成できている。しかし、2019年3月31日時点の届出件数と比較したならば、あと一踏ん張りが必要だ。
それにしても、国や自治体の努力だけではどうにもならないような目標をKPIに据え、調剤報酬によるインセンティブもないとなれば、一体どのようにして届出を推進するのか。
何か秘策でもあるのだろうか。
15.健康サポート薬局の取組の推進
KPI第1階層
〇健康サポート薬局の届出数
【2021年度までに2018年度と比べて50%増加】