新経済・財政再生計画改革工程表2020  その②

2020/12/21

12月18日に開催した経済財政諮問会議にて、政府は「新経済・財政再生計画改革工程表2020」をまとめた。個人的興味による独断と偏見で、いくつか気になった記載事項を抜き出してみる(水色部分)。今回はその2だ。

2020年の工程表では、「後発医薬品の使用促進」の項目に「フォーミュラリ」に係る記述が登場している。2019年に示された工程表にはなかった内容だ。

2022年度診療報酬改定では、いよいよ何らかの形でフォーミュラリに係る評価が新設されるかもしれないという期待がある。

しかし、今回の工程表示されたフォーミュラリガイドラインの策定期間は2021年度、2022年度の2年間となっている。これでは、2022年4月には間に合わない。厚労省の予定には診療報酬上の評価新設という可能性はないのだろうか。

ちなみに、2020年度厚生労働科学研究費補助金の対象事業として、厚生労働科学特別研究事業「病院フォーミュラリーの策定に係る標準的手法開発および地域医療への影響の調査研究」が始まっている。日本病院薬剤師会から会員各位に対してアンケート調査回答の要請が発信されている。締切は12月11日。既に回答期日を過ぎている。こちらの結果も気になるところだ。


○社会保障 3.医療・福祉サービス改革より

54.後発医薬品の使用促進

j.後発医薬品も含めた、医薬品の適正使用に資するフォーミュラリガイドラインを策定




人気の投稿