新経済・財政再生計画改革工程表2020 その①
2020/12/20
12月18日に開催した経済財政諮問会議にて、政府は「新経済・財政再生計画改革工程表2020」をまとめた。個人的興味による独断と偏見で、いくつか気になった記載事項を抜き出してみる(水色部分)。今回はその1だ。
まずは、オンライン診療・服薬指導については、案の定ではあるが、次元的措置の恒久化という記載が盛り込まれた。それとともに、2022年度診療報酬改定へ向けは、拡大しニューノーマルとなるであろうオンライン診療・服薬指導に係る評価をどうするかが審議されることになる。
18日の工程表公表を経て、週明けの12月21日にはなんと「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が開催される。これまでの審議内容に影響が出るのか、それとも既定路線で進むだけなのか。
月曜が待ち遠しい。
○社会保障 3.医療・福祉サービス改革より
41.オンラインでの服薬指導を含めた医療の充実
<オンライン診療>
a.オンライン診療については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から時限的措置を実施しているところであるが、デジタル時代に合致した制度として、安全性と信頼性をベースとし、エビデンスに基づき、できるだけ早期に結論を得て、恒久化を行う。
b.オンライン診療については、「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」における、実施の際の適切なルールに関する議論を踏まえ、診療報酬について必要な見直しを検討。検討結果に基づき、必要な措置。
<オンライン服薬指導>
c.オンライン服薬指導については、改正医薬品医療機器等法に基づき、一定のルールを定めたうえで、2020年9月に施行されたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえた時限的措置により既に実施された実例等を踏まえた検証等を行い、できるだけ早期に結論を得て、恒久化を行う。
d.実施の際の適切なルールに関する議論を踏まえ、診療報酬について必要な見直しを検討。検討結果に基づき、必要な措置。≪厚生労働省≫