ROAD TO オンライン診療 拡大・恒久化(11/3更新)

 2020/11/03

昨日は、「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が開催された。菅首相就任後としては初めての開催であり、初診オンライン恒久化宣言後の動向が気になる関係各所からの注目が集まったことは間違いない。

しかし、同検討会はオンラインでの公開はされておらず、一部の記者のみが傍聴可であったため、議論の内容については明日以降の業界紙に目を通す必要がある。

検討会資料は開催当日に公開されていたため、ポイントとなる箇所のみを抜粋した。10月30日に行われた田村厚労相の記者会見と合わせて見ることで、おおよそのの筋書きは予測できる。

オンラインによる「初診」は恒久化されそうだ。

しかし、「初診」はあくまでも診療報酬上・保険上のそれであり、まったくの「新患」ではオンライン診療を受けることができないことになるだろう。「初診」と「新患」の意味の違いは一般的に浸透していない。新制度スタート直後は、少なからず混乱が生じると予測される。

もう一つのキーワードが「かかりつけ医」だ。

ポイントは、かかりつけ医の定義を地域包括診療料等の届出医療機関のみに制限するかどうかだ。地域包括診療料等に限定した時点で、初診オンライン診療を行いづらい診療科が出てきてしまう。

明日の業界紙は必読だ。

注)早ければ、本日までに何らかの記事がリリースされているかも。

医師会の発言












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