気になる企業⑨ LINE その3 ~社会インフラとしての可能性~

 2020/11/04

LINE(LINEヘルスケア)11月よりオンライン診療サービス(LINEドクター)に正式参入することを発表している。

11月のサービス開始に先立ち、同社はLINEビデオ通話を活用したオンライン診療ためのマニュアルを公開していた。いわゆる「0410対応」に臨時的に対応するものとして準備されたものであるにしろ、相当数の医師がLINEビデオ通話を用いたオンライン診療実績を積み重ねたことは間違いないだろう。

8,400万人のユーザー数を誇るモンスター級のSNSアプリだ。多くの患者が慣れ親しんだユーザーインターフェースでオンライン診療できるという点は、先行するサービスにとってとてつもない脅威ではないだろうか。

話は変わるが、コロナ禍を経て、LINEサービスの社会的存在感は更に高まっている。複数サービスが統合的、有機的にすれば、必須の社会インフラとなるかもしれない。

〇今後展開されるLINEサービス(一部は開始済み)
・医師へのオンライン健康
・オンライン診療
・発熱等診療予約(神奈川県等)
・LINE内ミニアプリの充実
・地域限定のポイント還元、割引決済
・銀行口座の本人確認
・各種通報受付
・各種相談窓口
・入場チケット購入(福岡県)
・国民健康保険の加入・脱退申請等(奈良県)

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