全店舗数に対する健康サポート薬局の比率を見て思ふこと

 2020/11/24

急激に、健康サポート薬局の届出を行っている企業がある。

調剤・ドラッグストアチェーンのうち、健康サポート薬局届出状況が経時的に把握できるところから約300店舗以上の企業に的を絞り、その届出件数の集計を行った。下図は、19年度末から2020年11月中旬までの推移をまとめたものである。全体の調剤店舗数に対する健康サポート薬局の比率を示している。

堂々の1位は、早期から健康サポート薬局の届出に注力してきた、緑をコーポレートカラーとする法人である。25%を超えてからは、新規届出と取下げが拮抗しており、グラフは上向きになっていない。これ以上の投資は厳しいと捉えるか、もしくは、目安とする件数に到達してしまったという見方もできるだろう。全店舗数700以上で、比率が25%超えということは、中学校区におおよそ1件が理想とされていた体制を自社で整えてしまった可能性がある。もちろん、自社展開エリア限定で。

一方、19年度末時点ではほとんど届出を行っていなかった企業(赤太線)が、急激に取組みを進めている。企業方針にどのような変化があったのだろう。

引き続き、状況を見守っていく。



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