補助金増加で急ぐ理由(ワケ)

2020/11/20

駆け込むなら今かもしれない。

2021年3月より開始予定のオンライン資格確認に伴うシステム整備に対する補助金制度が追加になった。

一般誌による報道では、「医療機関への補助が増える」という記載があるのみで、薬局関係者にはその対象範囲がどこまでになるのか一抹の不安を抱いていた方もいるだろう。当然、薬局への補助金も増額される。

オンライン資格確認の開始後、同年10月にはレセプト記載の薬剤情報閲覧が可能になる予定だ。

仮に厚生労働層が目標とする6割の医療機関・薬局でその体制が整備されていたとすれば、大半の医療機関・薬局を対象とする施策を打つことができる。例えば、薬剤情報の閲覧が容易になっているという前提のもと、診療報酬改定にて重複投薬、多剤投与、相互作用等の防止や解決のために新たな制度設計が可能となる。

スケジュール感としては下記のようになる。
21年  3月 オンライン資格確認、特定健診情報の閲覧
       診療報酬改定に向けた検討項目と進め方について(中医協総会) 
21年10月 レセプト記載の薬剤情報閲覧
21年12月 診療報酬改定の基本方針
22年  4月 診療報酬改定 施行




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