受診歴のない初診?
2020/11/15
11月13日、「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が開催された。オンライン診療拡大の基本方針を年内中にまとめるとあって、注目度の高い検討会となっている。最終決定まではあと数回開催されることになるが、大詰めへ向けて業界内では関心が高くなっている。
検討会の議論を受けて、14日の日本経済新聞に記事が掲載された。非常に短い記事だ。しかも、タイトルは「オンライン初診、受診歴が条件 厚労省方針」。
受診歴のある初診という表現は、一般的にどれほど理解されるものなのだろう。業界関係者であれば、その一文が意味するところを理解するとともに、瞬時に幾ばくかの失望感を抱いたことだろう。または、安堵で胸を撫で下ろしたか。
ちなみに、過去の日本経済新聞には、0410対応の件に触れ「オンライン診療、受診歴ない初診患者も解禁 政府方針」という記事を出している。なかなか混乱をまねきそうなタイトリングだ。
受診歴の有無に決着がついた以上、次に気になるのがオンライン診療の総量規制の問題だ。次回以降、何らかの検討があるかもしれない。