2021年介護報酬改定 居宅療養管理指導(薬剤師)のポイント①

 2020/11/10

来年4月、3年に1度の介護報酬改定がある。

現在、社会保障審議会(介護給付費分科会)での議論が進んでいるところだ。

薬剤師に絡む居宅療養管理指導においては、下記の意見や論点が示されている。

①早くから在宅医療に携わってきた薬剤師であれば至極当たり前の多職種連携だが、取組み間もないようなところでは手探りの要素が依然として多いのではないだろうか。既にやっている薬局薬剤師については努力が報われることになる。これからという場合は、あと一歩を踏み出す後押しになるだろう。

②薬剤師による居宅療養管理指導にもオンライン通信が認められることになりそうだ。コロナ禍では、漠然とした感染リスクへの恐怖によって、他人の来訪を強く拒む風潮ができあがった。もちろん、在宅医療においても例外ではない。具体例を知っているわけではないが、その傾向は高齢者層が圧倒的に多い居宅療養管理指導において特に顕著だったろうと思う。オンラインによって解決される問題が多そうな気がする。


参考<薬剤師に係る意見>  出典:社会保障審議会介護給付費分科会(10月22日)資料より

① 薬剤師が関与することで、残薬が発見されたというデータが示されているが、更に効果的なサービスを提供する観点からは、多職種が連携した取組への評価を行う必要があるのではないか。

② 服薬指導は、対面が原則ではあるが、利用者の多様なニーズに対応するという観点からは、介護報酬上も、テレビ電話の活用などによるオンライン服薬指導が実施可能な環境整備を行うことも必要ではないか。





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