11月21日、真相深層を読んで思ふ

2020/11/23

11月21日、日本経済新聞朝刊の「真相深層」で取り上げられた記事がおもしろい。

タイトルは「初診「かかりつけ医」に限定 オンライン診療、恒久化の議論迷走 英には似て非なる「家庭医」」だ。オンライン診療をめぐる議論で浮上している課題と、それを進める厚生労働省、医師会等の主張を、的確な視点でまとめあげている。そして、医師教育の見直しにまで言及している点は、問題点を正確に把握している証拠ではないだろうか。

何と言っても「議論迷走」という表現からは、日本経済の活性化を願う経済紙代表として、期待通りに進まない議論に対する歯がゆさが伝わってくる。

特に、オンライン診療の拡大は、関連分野における技術革新や市場拡大につながる。例えば、ICT技術、薬剤輸送手段、医療情報セキュリティーなど、従来はアナログ、労働集約型であった医療分野のフロントエンドをいかにしてオンラインに合った形に変化させるか。簡単なようで様々な課題が浮き上がってきている。

同じ土俵でとはいかないまでも、「ハンコ」同様に抜本的な規制緩和が求められているのではないだろうか。

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