キックオフ、医療・介護における規制改革 MUSTで要チェック!

 2020/10/21

10月19日、規制改革推進会議の分科会である医療・介護ワーキング・グループが開催された。

菅新政権スタート後、初めての会議となる。これまでの流れをくむとともに、菅首相が打ち出すDX、規制改革の推進を最重要テーマに据えたワーキング・グループとなる。

具体的な議論の内容については議事録を待たなければならないが、当面の審議事項から今後の流れは大方予測できる(水色部分)。先を見越して対策を進めるためにも、当会議はMUSTで要チェックだ。


重点的に取り組む課題

ア 新規領域における医療機器・医薬品の開発・導入の促進

・医療機器に係る取扱いルールの整備・明確化を図るなど、デジタル技術を活用した新規医療機器・医薬品の迅速・円滑な開発・導入を可能とする承認基準・運用の見直しに取り組む。

イ 医療現場におけるデジタル技術の活用を阻害する制度の見直し

・緊急・災害時を含むあらゆる状況下でも、必要な医療・介護サービスが円滑に提供されるよう、医療現場におけるデジタル化を促進するとともに、患者本人等が自身の医療情報等に円滑にアクセスできる仕組みの導入・整備等に取り組む。

ウ オンライン診療・オンライン服薬指導の普及促進

・コロナ禍におけるオンライン診療・服薬指導の時限的措置の状況を踏まえ、患者の受診機会の確保・医療サービスの効率的な提供を実現する手段としてのオンライン診療・服薬指導の普及・定着に取り組む。

エ 医薬品提供方法の柔軟化・多様化

・患者・国民のニーズに応じて柔軟かつ多様な手法を用いた医薬品の提供を可能とすべく、服薬説明、調剤等に係る対面・現場での処理を前提とした業務ルールの見直し等に取り組む。

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