安定確保に特に配慮が必要な医薬品とは?

 2020/10/28

8月28日に取りまとめを終えた、「医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議」が次のステップに発展する動きがあるようだ。

10月26日の日刊薬業によると、「安定確保に特に配慮が必要な医薬品として定義した551品目の「安定確保医薬品」について、どのようにカテゴリを設定し、優先順位を付けるかを検討する作業会合(ワーキンググループ、WG)の初会合を11月上旬に開く。」とのこと。

ちなみに、下の図は8月28日に示されたもので、同会議で取りまとめられた「医薬品の安定確保を図るための取組(現状と今後の取組)」だ。下線部分が今後予定している新たな取組みで、11月上旬以降にある動きということになる。

フォーミュラリー、エッセンシャルドラッグ、基礎的医薬品と、類似の考え方とその議論は従来から続いている。

製薬企業にとっては、薬価算定、継続販売に大きく係る可能性があり、目の離せない審議になるだろう。11月からの動きに注目したい。


取りまとめでは、551品目の候補が示された(下図は筆者が加工・編集したもの)。




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