花金のまとめ、オンラインとデジタル化のあれこれ

 2020/10/16

当ブログでも記事を書いた通り、10月9日の閣議後記者会見にて、田村厚労労働大臣は、河野行政改革・規制改革担当大臣、平井デジタル改革担当大臣との間で、オンライン診療の原則解禁を合意したとの発表を行った。

これを受けて日本医師会の中川会長は、10月14日の定例記者会見にて「「安全性と信頼性」が前提とされたことを評価するとともに、その推進に当たってはかかりつけ医機能を基軸として安全性と信頼性を担保していくべきとの見解を述べた」(引用:総論(オンライン診療に関する大臣合意を受けて等))とのこと。さすがの対応の早さである。

オンライン診療は「かかりつけ」と「既往歴の有無」、そして「安全性と信頼性」が最大の焦点になるとは思うが、必要とする患者の「利便性」も最大限に考慮した仕組みになることを望むばかりだ。

もう一つ急ピッチで進むのがマイナンバーの活用だ。

10月15日の日経電子版には、「運転免許証とマイナカード統合へ ネットで住所変更可に」という見出しが載った。

記事によると、政府は本日にも免許証のデジタル化に向けた工程表を示すとのことである。

このデジタル化の流れは、運転免許証に留まらず、他の国家資格の免状にも波及する可能性が高い。

私の妻は医療系の国家資格ホルダーだが、結婚後の氏名変更を怠っていたとのことで、再就職時に手間取った経験がある。もし、オンラインで氏名変更ができるようになれば、マイナンバーの氏名を変更するだけで、紐付けされた各種免許のそれも同時に書き換えられるようになるだろう。

コロナ禍を経て、デジタル化、オンライン化が急速に進んでいる。それによって、人間に求められる情報処理能力、判断力もスピードが増している。目がまわりそうだ。

人気の投稿