デジタルと行動変容

 2020/09/19

禁煙補助アプリが保険医療の場で実用化される日が近づいている。

デジタルがどこまで患者の「行動変容」を支援できるのか懐疑的ではあったものの、薬事承認されたということはエビデンスを重ねたという証拠だ

身近に、同アプリの治験を受けた知人がいるが、今でもタバコは吸っていないようだ。禁煙し始めてから1年以上は経過している。患者の性格によっては、デジタル薬は著しく奏功するだとうと考えている。

コロナ禍で喫煙被害に対する認識が更に高まった上、来月からは値上がりもするようだ。内服薬やガムによる禁煙に失敗した経験者の中には、もう一度挑戦したいと考える人もいることだろう。

ゲーミフィケーションを含め、デジタルによる「行動変容」の支援は、しばらくの間ブームになりそうな予感がしている。