くすりの適正使用協議会(RAD-AR)作成! 「外国人患者対応のための営業コミュニケーションマニュアル」
2020/08/13
くすりの適正使用協議会(RAD-AR)が、「外国人患者対応のための営業コミュニケーションマニュアル」なるものを作成したようだ。
SARS-CoV2の流行という不透明な要素を除けば、海外旅行やオリンピックによるインバウンを想定すると、英語によるコミュニケーションは非常に重要なアイテムになる。
こういった言語のポケットマニュアル的なものを目にするといつも思うのだが、いったいどれほどの人がこれを活用しているのだろうかという疑問がある。
英語を話すことができない人にとっては、羅列されたセンテンスがいくら便利でも、発音することさえできないだろう。指差しでコミュニケーションするのも一苦労だ。
かと言って、このマニュアルを用いて日常的に勉強するような忍耐力や余裕があるような薬剤師もそれほど多くないだろう。
そこで私が推薦するのは、有事、つまり日本語以外のコミュニケーションに備えて、ポケトークを準備するなり、google翻訳による同時翻訳による会話に慣れておくことだ。テクノロジーによる恩恵がいくらあっても、使用できなければなんの意味もない。
音声認識による翻訳は想像以上に進化しているのだ。ほんやくコンニャクは夢の道具ではなくなっている。