改正薬機法とコロナ

2020/08/06

改正薬機法による薬局2分類が施行され、都道府県知事による認定が進むにつれ、とある疑問が再浮上してくる。

それは「健康サポート薬局」の意義だ。

健康サポート薬局は2016年4月1日に施行となり、同年10月1日から届出が始まった。それから4年が経過し、3月31日時点の届出件数は2,070件に留まっている。

感染症対策やオンライン服薬指導に投資するのとはわけが違う。届出や認定までのハードルが高いにも関わらず、実益に叶うかどうかは非常に不透明であり、着地地点の見通しが困難であり、よほどの資金力がなければ飛び込めない閾値と言って過言ではない。

将来の調剤報酬改定を見越し、先行投資するにも限界がある。そして、COVID-19の感染拡大がさらなる重石となっている。

コロナは、改正法の実効性にまで影響を及ぼすのだろうか。

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