気になる企業⑦ ミナカラ その2
2020/08/28
コロナ禍を契機に、リモート、オンライン、キャッシュレスと、日常生活のインターフェイスが見直されている。そして、企業活動全体でのDXが喫緊の課題となっており、少人化、無人化、効率化にも拍車がかかる。
オンライン診療の拡大には、規制緩和も然ることながら、モノ(薬)を扱う薬局の受け皿整備が必須だ。
そういった意味で、8/24にあったミナカラのプレスリリースは非常に興味深い。
オンライン薬局「ミナカラ」が3億円調達、プライベート医薬品を製薬メーカーと共同開発(2020/08/24)
タイトルではなくリリース文に注意深く目を通すと、「今後はオンライン医療時代を見据えたセントラル薬局(集合調剤・物流施設)の開発」に取り組んでいくとある。
集合調剤といえば、しばらく前の話だが、在宅患者向けの調剤を拠点に集約すると報じられた他企業があったのを思い出す。その時は、処方せんの受付から服薬指導を担当する薬剤師の勤務場所と、調剤場所が異なるという理由で、騒ぎになったような記憶がある。
その報道以後、外堀を埋めるかのような流れはあるものの、決定的な規制緩和は未だ起きていない。
しかし、オンラインとなれば話は別だ。
"日常医療の次なるスタンダード"の具現化が確実に近づいている。