気になる企業⑤ ユニゾン・キャピタル+共和薬品工業

2020/07/04

今回もユニゾン・キャピタルによる投資が絡む件になる。

2019年11月に、ルピン(インド)からユニゾン・キャピタルへの共和薬品の株式譲渡契約が締結され、同年12月17日にその譲渡手続きが完了した。

ユニゾン・キャピタルとしていわゆるGE専業と呼ばれる企業への投資は初であり、どのようなイグット戦略を執るのかに注目している。

*** *** *** ***
2019年 8月22日:共和クリティケアの株式譲渡契約締結 ⇒ neo ALA株式会社
         ※同年9月30日完了
2019年12月17日:役員体制の刷新
        (ユニゾン・キャピタルから3名の取締役、1名の監査役が新任)
2020年  2月10日:新経営ビジョンの発表
2020年  3月  2日:エタネルセプト BS 皮下注の製造販売承認の承継 ⇒ 日医工
2020年  3月  2日:認知症診断支援システムに関する事業提携に関わる基本合意書を締結
         (FRONTEO)
2020年  3月27日:ニューロケアグループ(ドイツ)に資本参加
2020年  5月14日:埼玉物流センター開設・稼働開始
           (FRONTEO)

ユニゾンキャピタルによる経営参加後、それ以前と比較すると明らかに異色な動きが出てきていると言える。医薬品とAIシステム・機器の融合による新たなビジネスモデルの確立が出口なのだろうか。

過去に手掛けた製薬企業への資本参加の例を見る限り、投資からその後のイグジットまで数年掛かっている。しばらくは新たな取組みから目が離せない。


人気の投稿