『医薬分業の光と影』を読んで

2020/07/16

タイトルに好奇心を刺激され購入してしまった本がある。

『医薬分業の光と影 薬剤師、官僚、医師会のインサイドストーリー』だ。


このゴシップ的な内容を匂わせるタイトルに、思わずamazonの「今すぐ買う」をクリックしてしまった人は少なくないだろう。私もその一人であることは言うまでもない。

衝動的にクリックしてしまったのにはもう一つ理由がある。タイトルもさることながら、帯にコメント寄せる面々と、その推薦文に刺激されない業界関係者は皆無と言っても過言ではないだろう。まさに、「3団体トップが推薦!」であり、一読の価値は大いにある。

読了後の感想はそれぞれあると思う。

政治ゲームの中で翻弄される医療を憂えるのか、「政策誘導」で仕切られる業界ではやはり政治の嗅覚が必須と考え、その潮流の見極めが重要と再認識するか、立場によって見方は様々だろう。

100%目の前にいる患者さんが第一という方にはお薦めしないが、薬業界に携わる方にとって読んで損はない一冊である。

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