風が吹けば桶屋は儲かるかもしれないが、COVID-19拡大で医療業界は儲からない!③
2020/06/11
一昨日、昨日からの続きだ。
既に分かり切っていることではあったが、実際の数字を見ると唸るしかない。
医科、調剤ともにレセプト件数が大幅に減ったものの、金額はそれに応じたほどの落ち込みはなかった。調剤であれば、処方期間の延長によって1枚当たりの単価が上がった可能性があるが、医科のほうはいまいち理由が分からない。どなたかご教示いただける方は、ブログか、twitterでのコメントをお待ちしている。
歯科においては、診察や服薬指導よりも「密接」になるため、多くの患者が敬遠するだろうと推測していた。未解決の感染症に対する見えない恐怖感と感染リスク回避の心理によって、耳鼻咽喉科や小児科の外来数が激減したのと同様の結果が出るだろうと踏んでいた。
しかし、3月の歯科レセプト件数は昨年と比較した減少幅はわずかである一方で、金額は前年同月比で99.7%という落ち込みに留まった。これはいったいどういうことなのだろうか。
ネット情報という限られた情報源で知る限り、歯科の患者は激減して大変だと理解していたが、3月のレセプト件数、金額からはそんな状況は微塵もうかがえない。
いったいどういうことなのだろうか。どなたか教えてくださいませ。