ヤバイよ、製薬企業のMR㉗

2020/05/01

新型℟コロナウイルス感染症の拡大抑制のため、営業活動を自粛しているMRにとどめを刺すようなモニター調査の結果が出た。いつもながらMR活動に対してご丁寧に警鐘を鳴らしてくれるネグジッド総研のモニター調査だ。

結果の詳細は同社よりリリースされていないが、4月28付けの日刊薬業に同モニター調査の概要が掲載された。

日刊薬業の記事によると「新型コロナウイルスの感染拡大により製薬企業の情報提供が滞る中でも、薬剤師の 7 割以上が医薬品の情報収集について「困ることはない」と考えていることが、ネグジット総研の調査で明らかになった。」とのこと。対象者には、薬局だけでなく、医療機関の薬剤師も含まれている。

この調査が示唆するのは、コロナ禍が明けたとしても、MR活動は"before corona"には戻れないということ。インターネットで得られるような情報だけを持って行ったところで、何の感謝もされないどころか、会っても意味がないMRという評価が下されるスピードが速まるだけなのだ。自粛明けに以前と変わらぬ調子で医療機関や薬局を訪問するMRは浦島太郎として扱われてしまうだろう。

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