【医科】診療報酬改定による薬局への影響を考える⑨

2020/03/18

⑨摂食嚥下支援加算

2020年度改定では、病院薬剤師の取組み評価が厚くなったと感じている。

医師の働き方改革による他職種へのタスクシフティングの影響もあるだろうが、チーム医療における病院薬剤師の役割が増していることも一因と考えている。

今改定では、(旧)経口摂取回復促進加算が摂食嚥下支援加算へと名称変更される。それと同時に改定される算定要件、施設基準には、摂食嚥下支援チームの設置が義務付けられる。そして、そのメンバーの一員には薬剤師が加わる。

薬剤性嚥下障害のスクリーニングと原因薬剤の検討、嚥下反射を高める薬剤投与の可能性検討など、薬剤師による介入余地は大きい。

入院医療で必要となる職能や技術は、規模や程度は異なれど在宅医療でも有用であることが多い。当然、薬局・薬剤師の出番となるわけである。



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