【医科】診療報酬改定による薬局への影響を考える⑤

2020/03/12

⑤療養・就労両立支援指導料1・2、相談支援加算

外来通院によるがん治療の支援の充実が求められている。2020年度改定で新設される医科点数の連携充実加算や、調剤点数の特定薬剤管理指導料2は、その体制整備を促進するものだ。

そして、療養・就労両立支援指導料は、がん治療と仕事の両立支援に関する診療報酬として前回改定で新設された点数だ。今回改定では、がんに加えて、当該点数の対象疾患に脳血管疾患、肝疾患、指定難病が追加となる。

就労年齢の延長、働き方改革、治療法(薬剤)の発展に伴い、仕事をしながら治療を続ける、続けられる患者が増えている。自分自身もその一人になる可能性が十分にあり、医療制度がどのように企業へ働きかけてくれるかは高い関心事項だ。

薬局・薬剤師の対人業務シフトという視点で考えた場合、療養と就労を両立しようとしている患者に対して、どのような声がけ、指導が求められるだろう。




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