3月5日の告示を待つ間に⑥ 多職種と連携する会議

2020/03/03

今日はひな祭り。告示日までは残すところあと2日だ。

3月5日の告示を前に、答申の内容を読めば読むほど様々な疑義が生まれてくる。今回の改定項目のうち、最も疑義が生じているのは地域支援体制加算と考えているが、いかがだろうか。

特に、新しく追加になった実績要件である「薬剤師研修認定制度等の研修を修了した薬剤師が地域の多職種と連携する会議に出席」は、具体的にどのようなものが対象となるか疑問に思う関係者は少なくないだろう。

この実績要件が恐ろしいのは、具体的にイメージできる薬剤師と、そうでない方々との間にある境界線を浮き彫りにしていることである。「大変だけど参加しておいてよかった~」という声が聞こえてくる一方で、1年後の算定継続を不安視する関係者もいるだろうと推測している。

しばらく前に厚生労働省より示された「かかりつけ薬剤師・薬局に係る評価指標について」には、具体例として”地域ケア会議”という呼称が用いられている。幸いなのは、”等(など)”という一語が付け加えられていること。このことによって対象範囲は拡大するものの、地域ケア会議で行われている内容を勘案すれば、それ相応の質が求められることになると考える必要がありそうだ。

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