3月5日の告示を待つ間に④ (調剤)お薬手帳の可能性

2020/02/19

電子お薬手帳の行方が怪しくなってきた。

2020改定では、努力義務ではあるがお薬手帳への記載内容が追加になった。具体的には最寄りの薬局・薬剤師と、一定数の残薬状況だ。

この2つの情報付加に対応できる電子お薬手帳は現時点で存在するのだろうか。

私自身は電子お薬手帳を使用した経験がないため不用意な発言はできないが、多くが対応していないものと推測している。つまりは、上記の2点に対応するためには、マイナーチェンジによる機能追加が必要になる。

2021年度からはマイナンバーカードを活用した薬剤服用歴の閲覧が可能となる予定だ。様々なインセンティブを付与して、国がせっせと普及を進めている。仮に国民の大半がマイナンバーカード所有することになれば、電子お薬手帳の意義が薄れる可能性がある。

一方では、ポイントカードのアプリ化、スマホ決済の利用者が増えるにしたがって、カード離れが進んでいる。財布を持たずとも、何の支障もなく1日が過ごせる。そんな環境が整いつつある。

まさに過渡期。カードとスマホ、どっちに針が傾くか。

やはり、何でも書き込める紙タイプに落ち着くか。

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