3月5日の告示を待つ間に⑤ 服用期間中のフォローとその頻度

2020/02/21

今回の調剤報酬改定では、服用期間中のフォローを要件とする点数項目が新設された。

調剤後薬剤管理指導加算と特定薬剤管理指導加算2の2つだ。

ところで、服用期間中のフォローというのは次回来局時までにどれだけの頻度で行うべきなのだろうか。

算定要件として少なくとも1度は患者とのやり取りが必要になるが、上限は特に定められていない。必要に応じてということになる。

インスリン使用中の患者であれば、シックデイ、仕事の付き合いでやむを得ずアルコールを多飲した翌日、過度な運動をしなければならないとき等、インスリン単位の調節が必須になる。長年にわたってインスリンとうまく付き合っているような場合を除いて、適切な調節は容易ではない。

外来化学療法を受療中の患者においては、不慣れな副作用症状への対応、内服抗がん剤の休薬判断、精神面のフォロー等、薬局・薬剤師の都合以上に患者サイドの判断でコンタクトを取りたいと感じるタイミングが多々あると考えている。

患者とコンタクトを取る手段には、訪問、電話、メール、SNS等がある。それぞれメリット、デメリットがある上、患者のライフスタイルや性格によって好みもあるだろう。そういった点に訴求するようなアプリも複数登場してきている。

いかがされますでしょうか?

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