薬学管理料③(重複投与、残薬等)はどうなる!? 【2020年度調剤報酬改定 】
2020/01/24 #029
1/15中医協総会にて承認された「令和2年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」と、中医協総会にてこれまで提示された資料を統合したもの。併せてみることで、どのような改定になるか?を考えてみるのも一興かと。短冊は1月最終週(1/31)と予想している。
個人的見解
残薬、重複投薬解消の仕組みに新たなオペレーションが追加になりそうだ。
1/15中医協総会にて承認された「令和2年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」と、中医協総会にてこれまで提示された資料を統合したもの。併せてみることで、どのような改定になるか?を考えてみるのも一興かと。短冊は1月最終週(1/31)と予想している。
個人的見解
残薬、重複投薬解消の仕組みに新たなオペレーションが追加になりそうだ。
例えば、重複投薬の問題解決には複数医師の処方調整が必要になる場合があるため、薬局・薬剤師の報告・提案が十分に活用されていないという現状がある。医師側が課題解決に向けて主体的かつ能動的に取組むことで、うまく進まない重複投薬の解消にテコが入るかもしれない。その際に必須となるのが、薬局・薬剤師が患者、薬歴、お薬手帳等から収集した情報であり、医師はその情報をもとに他の医師へと連携することになる。このような一連の流れ全体が評価対象になりそうだ。取組み自体が対象になるか、成果が評価されるのかは現時点で不明だが、医師から薬局・薬剤師への情報提供の要請が増えることは間違いないだろう。
残薬調整については、お薬手帳を活用した情報提供が統一の取組みとして要件に加わることになりそうだ。また、処方箋様式にある残薬調整に係るコメントにも変更が加わる可能性があり、若干のオペレーション修正が必要になるかもしれない。
残薬調整については、お薬手帳を活用した情報提供が統一の取組みとして要件に加わることになりそうだ。また、処方箋様式にある残薬調整に係るコメントにも変更が加わる可能性があり、若干のオペレーション修正が必要になるかもしれない。
分割調剤については、薬局サイドの手間を考慮した形に変わりそうだ。しかしながら、医師側が前向きでない制度のため、分割調剤の普及という趣旨だとすればその効果には疑問が残る。